壁の施工方法
パイナルフォームは、柱・間柱間を採寸し、1枚1枚プレカットします。その際、通し番号をふって現場へ納品します。施工の際は同じ番号の箇所に施工するようにして下さい。
パイナルフォームの幅は、柱・間柱間の内法より大きめに設定され、圧縮されて納まるようになっています。
標準部の施工法(大壁)
- ① パイナルフォームの片側を図のように根柱に押し当て、もう一方を少しずつはめ込みます。その際、床のパイナルフォーム・胴差・軒桁等、取合部も密着施工します。
- ② パイナルフォーム同士の継ぎ目は、隙間のないように突き合せて施工し、気密テープ貼りすると万全です。
在来工法真壁の施工法
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① 真壁造であらかじめ貫が施工されている場合は、図のように外側から貫に密着するように施工します。
※この場合、外壁・透湿防水シート等の施工前にパイナルフォームを施工してください。 - ② 真壁造でも図のように同縁式で構成する場合は、大壁と同様に施工できます。
特殊部分の施工法
入隅部
- ● 入隅に接する部分では、胴縁受けを柱の両側面に取り付けてから、パイナルフォームを施工します。採寸のタイミングが早い場合、胴縁受けの寸法分大きい場合がありますので、胴縁受けの幅を切断し施工してください。その場合、内法の実寸より1~2ミリ程度大きくなるように加工します。
特殊部分の施工法
筋交い部
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● パイナルフォーム壁用を所定の位置にあわせ、筋交いに押し付けると線状の痕がつきます。この痕に沿って切断し、隙間がないようにはめ込みます。
● パイナルフォームと筋交いの取り合い部は気密テープを貼ると万全です。
特殊部分の施工法
コンセント・スイッチボックス・配管部
- ● 図に示すように、配管部等は室内側にあらかじめパイナルフォームを押し込んだ状態で納めます。
- ● コンセント・スイッチボックスについては、パイナルフォームの厚みが大きい場合は、図のように形状に合わせてパイナルフォームを切り欠いて納めることができます。
特殊部分の施工法
2階根太との取り合い
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● 2階根太が、胴差上部に乗る形でパイナルフォームと直交する場合は、図のようにあらかじめ根太間にパイナルフォームを加工した端材を施工し、根太上面をそろえると施工がしやすくなります。
● 根だが平行する場合は、胴差上面とパイナルフォームは隙間のないように密着するよう施工して下さい。